大潟村のジオサイト

八郎潟干拓地に現れたお花畑
八郎潟干拓地と菜の花畑

 大潟村の菜の花の栽培は1991年(平成3年)にさかのぼります。景観作物として菜の花の栽培のアイディアが出され、その栽培を大潟村耕心会※が請け負ったことから始まります。試行錯誤しながら栽培に取り組み、1994年(平成6年)の春には、ここや村内の県道沿いなどに菜の花が咲き、初めて「菜の花まつり」が開催されました。
 さらに1997年(平成9年)には菜の花畑の中に線路が敷かれ、「ミニSL」の運行が始まりました。毎年ゴールデンウイークには、「桜と菜の花まつり」が開催され、多くの人々で賑わいます。菜の花は連作を嫌うため、大潟村耕心会では対策チームをつくり、毎年同じ場所で美しい菜の花を咲かせられるよう研究を重ねています。
 ※大潟村耕心会:年金受給者で構成され、景観形成、ボランティア活動、親睦事業などに取り組んでいる組織。