大潟村のジオサイト

地上に現れた地球の十字路
経緯度交会点

 東経140度の経線と北緯40度の緯線が大潟村のほぼ中央で交わっています。その交わる地点※にはモニュメントが建てられています。日本の陸上で、経度と緯度が10度単位で交わるのはここだけです。
 ここはかつて八郎潟の湖底でした。1957年(昭和32年)から行われた干拓工事により八郎潟は干拓され、湖底に新たな大地が誕生しました。これに伴い、経線と緯線が10度単位で交わる「地球の十字路」が日本の陸上で初めて出現したのです。
 ※日本測地系:明治時代に定められた測量の基準で、東京の旧国立天文台跡地を経緯度の原点とし、2002年(平成14年)4月1日まで使われました。GPS時代の現在は世界標準の世界測地系が適用されており、世界測地系に基づく東経140度、北緯40度が交わる位置は、モニュメントから南東に約430m離れています。