コンテンツ番号:719 更新日:2016年10月12日

日本ジオパーク伊豆半島大会の画像

 10月10日〜11日まで日本ジオパーク伊豆半島大会に参加してきました。
 大会テーマは「連携が生み出す未来」として開催され、全国のジオパークより1000名以上の参加者があり、冒頭、鳥海山飛島ジオパークの新たな認定の紹介がありました。秋田県内4ヶ所目のジオパークとなり、連携を深めて行きたいと思います。
 伊豆半島はIBM(Izu born in Mariana)だそうで、マリアナ海峡の火山で生まれフィリピン海プレートで日本に運ばれ、本州に衝突してできているのが伊豆半島だと言うことです。また、その衝突は南アルプスを隆起させ、ダイナミックな地球の動きによって日本が形成され我々はそこに暮らしています。
 特別講演では、田中陽希氏が「日本の魅力〜日本百名山一筆書きを通して〜」と題してNHKで放送された「日本百名山一筆書き〜グレートトラバース〜」を中心に話をされ、日本の山や自然の美しさ、アドベンチャーの挑戦など、山好きの私には興味深い話でした。
 最近ブラタモリが人気ですが、伊豆半島の熱海にも来たことがあり、同じコースを巡るジオツアーも計画されていました。
 分科会では、ジオツーリズムと観光に出席しワークショップ形式で各ジオパークの取り組みや課題の共有ができました。コーディネーターからは、しっかりお金を取って行えるツアーを全国のジオパークでやりましょうと激励されました。
 来年は、当地域の「男鹿半島・大潟ジオパーク」で全国大会を開催することになっています。大交流会と閉会式では、男鹿市と大潟村からの参加者全員で来年に向けたPRを行ってきました。
 ジオパークとは「大地がくれた地域のお宝」、その地域で美味しい作物が育ち、魚が取れ、地下資源があり、特有の景観があることはまさに大地のお宝です。ジオパークはまだまだ地元に浸透していない面がありますが、全国大会を契機に地元の理解と地域振興に役立て、ジオパークを通じて持続可能な地域づくりを進めてまいります。

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