コンテンツ番号:667 更新日:2015年10月15日

「浦安こまち」の田んぼからの画像
向かって左から、大潟村長、耕心会の小玉さん、浦安市長

 9月26日に浦安市から松崎市長、ふるさとづくり推進協議会の上野会長、石井副市長はじめ、9名の方が「浦安こまち」の稲刈り体験に来ました。

 さかのぼれば、平成21年5月の市町村長の有志による勉強会で、私が松崎浦安市長と話をしたのがきっかけでした。その時、大潟村は干拓によって作られたこと、農業が中心であることなどを話し、市長からは埋め立てで作られたこと、農地が無いことなどの話から、土地造成の方法も、干拓(堤防を作って水を抜く)と埋め立て(堤防を作って土を入れる)で真逆であり、利用も農業と農業以外と真逆であることから話が盛り上がり、子どもたちの交流についても話が弾みました。

 そして、その年の10月に私が浦安市を訪問し、子どもの相互交流についてのプレゼンを行い、11月には松崎市長が大潟村を視察訪問しました。その後、浦安市職員が視察に来て、具体的に交流の計画を進めました。
 翌、平成22年には村の子ども(小学5年生の有志)が初めて浦安市を訪問し、平成23年からは浦安市からも子どもが訪問して相互交流が始まり、本年、6年目を迎えています。
 この間、浦安山岳会の方々が大潟村を訪問したり、グランドゴルフの交流を浦安市と大潟村で行ったり、浦安市の婚活イベントに村の男性が参加したりと、子ども以外の交流も深まってきたところです。
 
 そうしたなか、有機栽培のお米の話から、浦安の田んぼも有機栽培でできないかとの市長の提案により、「浦安こまち」の圃場設置を具体的に進めることになりました。それが、今年の5月に松崎市長と上野会長が田植えに来て、今回の稲刈りへと続いています。
 刈り取った稲は、10月10日からの子ども交流で訪問する村の子どもたちが、スポーツフェスティバル会場で販売することとしています。また、10月17日には浦安市民まつりで販売すると共に、浦安市と大潟村で「ふるさと交流都市協定」を結ぶこととしています。
 
 このように、大潟村は浦安市と順調に交流を深化させて来ました。 
 地方創生の人口減対策では、都会の若者を地方へと、奪い合いの様相も呈しています。都市と農村の共生が無くては、農村も存立しません。都市と農村の対流を更に進め、自由な暮らし方や仕事の在り方、生産と消費の関係など、もっとお互いに地域を生かせる共生を目指したいと思います。
 そのためにも、浦安市と大潟村で都市農村交流を更に進化させていきたいと思います。

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