コンテンツ番号:786 更新日:2020年11月24日

大潟村干拓博物館20周年記念式典の画像
公演する応援大使の呉地正行氏

 11月24日干拓博物館20周年記念式典、記念講演が行われました。
 干拓博物館では、八郎潟形成の過程や国営八郎潟干拓事業、入植、営農、村づくりの歴史、自然などをテーマに展示しています。また、村民の芸術文化の発信、案内ボランティアの活動拠点、自然保護や観察の拠点、ジオパーク活動など様々な活動を村民と共に行っています。
 感謝状授与は、2団体と2人に贈り感謝の意を表しました。
 寄贈紹介では、大潟村在住の彫刻家鎌田俊夫氏の「八郎太郎?」の木像が披露され、「八郎太郎?」と合わせて干拓博物館に展示されることになります。
 記念講演は、日本雁を保護する会会長、大潟村応援大使の呉地正行氏から「大潟村と世界を結ぶ雁の道 -日本最大の渡り鳥の交差点、大潟村ー」と題して、ご講演していただきました。
 呉地さんらの白ガンやシジュウカラガンのロシアの繁殖地での羽数回復活動により、大潟村でも多くの白ガンとシジュウカラガンを見ることができるようになりました。人為的にある程度の回復はできても、自然環境が大きく変わることによる、生態系への影響も心配されていました。
 現在、大潟村には雁や白鳥、カモなど多くの冬の渡り鳥が飛来し、日本最大の飛来地となっています。当たり前と思える自然も大切に守って行かなければなりません。大潟村も地球温暖化防止に向けて「自然エネルギー100%の村づくりへの挑戦」に2050年を目標に取り組むこととしました。
 今後も多くの野鳥が暮らす村の自然環境を守っていきたいと思います。
 干拓博物館で村の自然にも触れてみてください。