コンテンツ番号:816 更新日:2021年05月12日

オグロシギの画像
オグロシギ(撮影:堤朗氏)

 5月8日のMicrosoft Bing日替わり画像は「オグロシギ」オランダでした。
 同日、大潟村の農家で「大潟の自然を愛する会」会長の堤さんが、自分の田んぼで撮影した「オグロシギ」をフェイスブックに投稿しました。堤さんは、Bingの画像のことはまったく知らず、偶然撮影できたので投稿したとのことです。
 大潟村はかつての八郎潟をオランダの技術で干拓してできた「干拓の大地」です。オランダそのものも干拓地ですので、環境に敏感な野鳥は共通する環境に飛来したと思います。
 大潟村は現在、田植えの準備で田に水を入れ、一面の水田に水を張った状況は広大な湿原となっており、水田の豊かな生態系に多くの野鳥が飛来し餌を補食しています。
 村は2006年に「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(渡り性水鳥保全連携協力事業)」登録地となっており、ガン・カモ、シギ・チドリなど多くの渡り性水鳥が飛来します。今の時期は特に多くのシギ類が村の田んぼに飛来しています。しかし、オーストラリアの広大な原野火災などの影響もあり、シギ類の飛来数は減少傾向にあるとのことでした。

このページの現在位置