コンテンツ番号:821 更新日:2021年05月26日

アムスメロンとアマガエルの画像
着果したアムスメロンとアマガエル

 アムスメロンのハウスでは、メロンが着果して果実が膨らみ始めています。
 写真は着果したメロンの葉にアマガエルがいたところです。アマガエルはメロンの葉に付いた虫を食べていますので、そのままにしておきました。
 アムスメロンの栽培は昭和50年に大潟村で始まりました。
 同品種は、日本園芸生産研究所で昭和49年に発表したもので、オランダの品種との交配でできたことから、オランダの首都アムステルダムの名前を借り、アムスメロンと命名したそうです。大潟村もオランダの技術で干拓した大地であり、オランダとつながりがある新しい品種のメロンと言うことで、アムスメロンの栽培が始まりました。
 村の土壌にも良く合い、甘さ・香り・食感共に上品で、人気の高いメロンとなり、現在も栽培が続いています。最盛期には体育館でメロン祭りを大々的に行い、多くの顧客で賑わっていました。しかし、古い品種であり耐病性では弱いところもあって栽培が難しく、連作障害などにより栽培面積は大幅に減少してきてしまいました。それでも、大潟村のアムスメロンの人気は今でも高く、需要に応えきれない状況です。
 また、現在は秋田県農業試験場で開発した新品種、秋田甘えんぼ(緑肉)・秋田甘えんぼレッド(赤肉)の栽培が増えています。果肉はメルティング質で糖度が高く、ネットも美しい仕上りのメロンです。
 7月中旬頃からメロンの収穫が始まりますので、アムスメロンと共に秋田甘えんぼも食べてみて下さい。

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