コンテンツ番号:710 更新日:2016年08月01日

支部消防操法大会の画像
大潟村消防団 第二分団による小型ポンプ操法

 7月31日に「平成28年度秋田県消防協会男鹿潟上南秋支部消防操法大会」が大潟村を会場に行われました。
 各市町村では地区ごとの消防団で予選を行い、市町村代表の支部大会となっています。そして、優勝団は全県大会に出場することになり、オリンピックの年は小型ポンプ操法の全国大会があり、ワールドカップの年はポンプ車操法の全国大会となっていて、今年は小型ポンプの全国大会につながる大会となっています。
 大潟村では地元開催と言うことで、選手は小型ポンプ、ポンプ車とも支部優勝を目指して練習を重ねてきました。操法競技は早さと正確さを競うもので、選手一人一人の操作が審査され、団体競技とはいえ厳しいものです。
競技が始まり、第1操法が大潟村消防団第2分団で緊張のなか指揮者の大きな号令でスタートしました。ポンプに給水管をつないで、放水管を三本つなぎ、放水して的を倒すまでのタイムと操法の正確さを競うもので、応援している方も緊張します。
 大潟村のタイムは42秒と早いタイムを出すことができました。順次、各市町代表の操法が行われ、大潟村の次に早かったのが43秒で大潟村は一番の早いタイムで競技が終わりました。結果は潟上市消防団飯田川支団が優勝で、昨年も優勝の潟上市は操法がスムースで早かったことが優勝につながったようです。大潟村は僅差で準優勝でした。ポンプ車の部は大潟村だけの参加で、優勝と全県大会出場が決まりました。
 大潟村消防団の優勝と準優勝を心からお祝い申し上げます。
 消防操法競技を通じて、火災時の消火活動の訓練や非常時に組織として行動することの訓練、団員の団結等につながっています。
 ドイツのスポーツ少年団の一行が操法大会を見学に来ました。ドイツでも消防団があり、地方では特に重要な役割を担っているとのことで、操法大会も行われているとのことでした。そして、青少年消防隊という活動もあり、大人になって消防団に加入し易い環境を整えているそうです。
 日本では消防団員不足が大きな課題となっていて、大潟村でも若い団員の勧誘には苦慮しています。ドイツのような青少年活動を参考にする必要があります。
 東日本大震災以降、青年の様々なボランティア活動が活発になったように思います。地域の安全を守るボランティア活動としての消防団を若い世代にも認知させ、共に地域の安全を守っていきたいと思います。

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