コンテンツ番号:730 更新日:2016年11月09日

世界ご当地エネルギー会議の画像
高橋とアメリカからのDrロバート、メアリー

 11月3日、4日と福島市で開催された「世界ご当地エネルギー会議」に参加し、発表してきました。大会には世界27カ国80人、延べ650人の参加で大盛況でした。
 参加者は、ご当地エネルギー(コミュニティパワー)三原則に基づいて事業を進めるという基本的な理念のもと、各地域の風力・太陽光・バイオマスなどの再生可能エネルギー事業を展開しています。
 開会式で小林福島市長は、除染は進んでいるが完璧ではない状況に福島県では脱原発を宣言し、福島市では再生可能エネルギーの割合高めていく取り組みを始めているとのあいさつでした。
 私は大潟村のメガソーラーの事業化や籾殻を使ったバイオマス事業計画について、村の実情を交えて報告しました。
 世界では再生可能エネルギー事業が急拡大しています。大手のエネルギー事業者による開発が多いなか、ご当地エネルギーの世界各地域の取り組みや課題が共有でき、そして、100%再エネを実現するなど様々な先進的な事例はとても参考になりました。
 最後に、福島ご当地エネルギー宣言では、「世界中でご当地エネルギーが将来の自然エネルギー供給の有力なかたちとなるように行動を起こす」ことなどを確認しました。
 今後も、こうした連携により地域が主体の再生可能エネルギー事業が広がっていくことを願っています。

*ご当地エネルギー3原則

  • 地域社会がエネルギーを自ら作ることを担う。
  • どこにどのように作るかを自ら決める。
  • 再生可能エネルギー事業から得られる社会的もしくは経済的なメリットを地域社会が自ら得る。

このページの現在位置