コンテンツ番号:733 更新日:2016年11月28日

全国町村長大会の画像
あいさつする安部総理大臣

 11月16日にNHKホールで全国町村長大会が開催されました。
 大会には、来賓として安倍総理大臣、大島衆議院議長、伊達参議院議長、高市総務大臣、山本内閣府特命大臣、二階自民党幹事長、飯田全国町村議会議長会会長から挨拶をいただきました。皆さんから、日本にとって地方は重要であり地方創生を推進する内容でありました。
 町村長へのメッセージとして、神野直彦東京大学名誉教授から講演をいただきました。
 100年前全国町村会が結成され、地方分権、税の地方移譲を進めて大正デモクラシーへとつながった。現代社会は、コミュニティが崩れ人間と人間の結びつきが弱くなってきている。国家でもISによる極端な伝統(宗教)の押し付け、イギリスのEU離脱、アメリカの白人原理主義などが表れてきた。ローマ法王は、自然環境の破壊と人的環境(コミュニティ)の破壊を警告している。
 日本の町村には、温かい手と手をつなぐコミュニティと豊かな自然がある。スカンジナビア諸国では工業社会(モノ)から脱工業社会(知識、情報)が始まっている。人は、豊かな自然環境とコミュニティによって育ち活躍する。町村から改革を進めてほしいとのメッセージでした。
 大会決議として、

 一、東日本大震災および平成28年熊本地震からの復興の加速化を図るとともに、全国的な防災、減災対策を強力に推進すること。
 一、一億総活躍社会の実現に向け、地方創生を推進すること。
 一、地方分権改革を推進すること。などの決議をしました。

 毎年開催される全国大会ですが、世界の動きと地方が直結していることを認識するとともに、地方の良さを生かすことの重要性を再認識する大会でありました。

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