餅をガッチリつくつもりで出掛けましたが、ボランティアの先輩が張り切っていて私に順番が回らず、一臼の仕上げをついただけでしたが差し手がベテランでしっかりとした腰の強い餅がつけました。
交流会は餅を食べながら、つくし苑の活動報告も行われました。
大潟つくし苑は、平成20年に社会福祉法人南秋福祉会が3番目の施設として、大潟村に開設した障がい者福祉施設です。事業は就労継続支援B型と生活介護を行っています。特に、農業を取り入れた事業に力を入れ、生産された農作物を活用してお菓子の加工も行っています。一昨年からは地域のボランティアが育ててきたクルミの栽培も手がけ、お菓子作りにも活かしています。
昨年、村では厚労省の事業を活用して「多機関の協働による包括的支援体制」と「農福連携」の構築に向け、社会福祉協議会が中心となり協議会を立ち上げました。
新年度に向け、大潟つくし苑でも積極的な農業への関わりを進めるべく構想を描いていました。
農福連携では、高齢者の農業への関わりも重要な要素です。生涯を通じた生産活動や農業技術を活かしたボランティアなどの社会活動によって、村の高齢者は健康寿命が長く男性が秋田県1位、女性が3位となっています(平成25年国算出データ)。こうした状況を更に前進させるべく、農福連携の充実を図っていきたいと思います。
今回ついた餅は、大潟つくし苑で収穫した農産物を利用してクルミ餅、あんこ餅、大根おろし餅、お雑煮とどれもとても美味しく、特にクルミ餅は絶品でした。
通所者、施設の職員、ボランティアの方々と共に、心もお腹もいっぱいになりました。
ごちそうさまでした!