コンテンツ番号:748 更新日:2017年02月28日

さきがけいのちの巡回県民講座in大潟村の画像
心の体温チェック

 2月28日、「さきがけいのちの巡回県民講座in大潟村」が秋田魁新報社主催で開催されました。全市町村を巡回しての自殺対策の講座で、今回で21回目となるようです。
 秋田県は全国一の自殺率が続き全県を挙げて対策を講じていますが、その一環の民間としての取り組みとなります。
 講師に内藤信吾先生(秋田市立病院 精神科科長)・佐々木久長先生(秋田大学大学院 医学系研究科准教授)をお招きして、内藤先生からは医学的な観点からのお話しを、佐々木先生からは社会学的観点からのお話しを頂きとても参考になりました。
 大潟村ではここ2年自殺者はいませんが、過去には大規模農業の村故の営農や経済の悩みの自殺が大きな要因であったように思います。そして、近年はそうした要因が多様化し、世代も広がってきて複雑化していると言えます。
 昨年から、厚労省の事業の採択を受け「大潟村農福連携包括的支援システム構築事業」の推進を、大潟村社会福祉協議会と共に進めているところです。
 具体的には、地域の福祉分野の「多機関の協働による包括的支援システムの構築」と「農福連携」(農業と福祉の連携強化)から構成されています。住民の様々な悩みや課題に包括的に対応するためのシステムの構築と農業を活用した生き甲斐づくりや生活困窮対策、自立支援などを目指すものです。
 村では、県とも連携した様々な課題に対する相談窓口もありますので、気兼ねなく相談して頂きたいと思います。また、定年や農業のリタイヤ後でも農業を通じた社会活動や生産販売活動はいつまでも続けられます。
 こうした取り組みを通じ、子どもからお年寄りまで活き活きと元気な「日本一元気な長寿村」を目指していきたいと思います。

PS:村のホームページで、「こころの体温」チェックをしてみました。私もストレスや落ち込みの傾向が少し見られました。皆さんもチェックしてみてはいかがでしょうか。
「大潟村 こころの体温計」で検索してみて下さい!