コンテンツ番号:643 更新日:2022年11月16日

感想

余禄の人生をこれからどのように過ごそうかと模索していたときこの制度を知り、2000年4月に認定された。大潟村に居を構えて早10年が経過した。大潟村に来てから趣味の世界を拡げようと、子供の頃から夢見ていたラジコン飛行機のフライトを試みた。しかし、当初は墜落そして修復の連続で、少し飛ばせるようになってからも目の届かぬ処に逃げられてしまう始末。庭に隣接する広場から滑空できるようになるのに3年ほどの歳月を必要とした。鉄道模型も憧れの一つでレール幅45mmのGゲージを居間に敷き、夜部屋を暗くして車両の窓から漏れる薄明かりで浮彫になった列車を見ているといつしか幼い頃にタイムスリップし心が和む。干拓地であることから遮るものが少なく風当りはいくぶん強いが、大潟村の道路にはほとんど坂がない。この環境は30数年前から親しんでいるサイクリングにはとても好都合である。オーディオも楽しみの一つで、昨年はLP回帰の年になった。また、昨シーズンから始めたゲレンデスキーはいま私を虜にしているが、これはオールドパワー(大潟村の年配者が結成したスキークラブ)の仲間が誘ってくれた賜物である。さらに、秋田市内に住む息子家族は週末を大潟村で過ごすのを何よりの楽しみにしており、これは大潟村の豊かな自然に魅せられてのことと感じる。

活動状況

大潟村には何事にも積極的な人が多く、沢山の交流会がある。私を仲間に入れてくれているそれらは、現時点で

  • 大潟の自然を愛する会
  • 昭和10年 亥年の会
  • 梅林オーナーの会
  • 福くるみの会
  • 歩くスキーの会
  • オールドパワー

である。私の専門が機械工学であることから、機械技術にまつわる講演を

  • 公民館公開講座
  • オールドパワー月例会
  • 耕心会学習会

で行ったことがある。また、エネルギー問題などの村の委員会委員に委嘱されたりもしている。趣味の合間に、これまでの研究の延長として

  • 数理塑性に関係して、金属の延性破壊規準、土質の変形挙動解析法
  • 免疫医学の統計処理

などについて思索を続けてきた。これらに関して国内外の学会で大潟村転居後も数編の論文が掲載された。