コンテンツ番号:772 更新日:2017年10月24日

稲刈りに苦労した年ですの画像

 2017年の稲刈りは、稲の生育の遅れから平年より5日ほど遅れて9月17日頃から始まりました。例年ですと10月中旬には終わっていますが、今年は稲刈り期間中も雨の日が多く、登熟が進まず、稲刈りも出来ずに収穫が遅れていました。そこに来て、10月23日は台風21号が東北を通過し、村では直接の影響はなかったものの風雨が強く数日間収穫できない状況でした。
 本日は久し振りの快晴で、今週は晴れが続く予報ですので今週中に終了することを願っています。
 今年の収量は、あきたこまちで10a/約600?と平年を上回っており、天候に恵まれなかった割には良い収量でした。くず米は多いものの良米の品質は良く、美味しい2017年産米となっております。
 米価は稲作の生産調整の推進により、主食用米の不足感から値上がりが続いていて三年連続の価格上昇となっています。それにより、小売価格も値上がりしており、消費の減退が心配されます。2018年より、生産調整は政府の農家への配分から、農家の自主的取り組みへと移行します。その前年において、米価が上昇していることを手放しで喜べない状況であります。
 日本は毎年8万トンの米の消費源が続いています。8万トンはだいたい大潟村の米の生産量に匹敵しますから、毎年大潟村分の米が余ってくることにもなります。
 今後も稲作の安定した生産を続けるためには、生産調整に取り組み主食用米のバランス良い作付けが望まれます。村としては、生産調整の推進に今後も取り組み、高収益作物との組み合わせで、農家の所得の増大を目指して行きたいと思います。

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