コンテンツ番号:780 更新日:2020年10月06日

博報堂を訪ねての画像
博報堂水島社長と私

 株式会社博報堂の水島正幸社長を訪ね、博報堂の行っている地域の課題解決のためのMaas事業や野菜バスの事業のお話を聞いて来ました。また、社内に新たに設置した「UNIVERSITY of CREATIVITY」TOKYO Campus(未来創造の技術としてのクリエイティブを研究し、開発し、社会実験していく場)を案内して頂き、日本の最先端を行くクリエイティブの会社も、更に先を見据えて取り組んでいることに感動しました。
 水島社長とは、大潟村で行われている「桂宮杯全日本学生水上スキー選手権大会」が縁で、毎年お目にかかっていました。こうしたご縁もあり、今回は博報堂の取り組みのお話を伺うことができました。お忙しい中、誠にありがとうございます。
 Maasは(mobility as a service)自動車などの移動手段を、必要なときだけ料金を払ってサービスとして利用すること。カーシェアリングやライドシェア、オンライン配車サービスなどがあり、富山県朝日町の取り組みを紹介して頂きました。博報堂は朝日町の状況を詳しく調べて地域に最適の形で事を組み立て、行政、地元事業者、スズキ自動車、博報堂が連携して実証事業を展開しているとのことで、大変参考になりました。大潟村は、周辺の3町村で広域バスの運行を行っていることもあり、この枠組みでこうした事業が展開できれば、更に住民の利便性の確保や地域活性化に繋がるのでは無いかと考え、関係する町長と話をすることにしています。
 野菜バスは、路線バスが人も野菜も運ぶのでは無く、運送トラックがルートを決めて野菜を運び、バス停や時刻表もあるユニークな取り組みです。何より、流通経費の削減で農家の手取りが増えているところが最も良いところで、秋田県内でも実現できないかと地元の銀行と話しをしております。
 人口3000人の小さな村ですが、農地面積は1万ヘクタールあり、大規模農業を目指して全国からの入植によって始まった村です。
急変する時代のなか、博報堂さんと今後の新たな展開が模索できれば幸いです。
 来年は、全日本学生水上スキー選手権大会で水島社長とお目にかかれることを願っております。

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