コンテンツ番号:788 更新日:2020年12月21日

東京農業大学「産官学・地域連携HUB構想」シンポジウムの画像
農林水産省 信夫隆生氏の講演

 東京農業大学と大潟村は、今年の3月に包括連携協定を締結いたしました。
 今回はウエビナーとしての「産官学・地域連携HUB構想」シンポジウムに参加しました。
 高野克己学長のあいさつの後、農林水産省の信夫隆生氏による「農業DX〜デジタルの力で産学官と地域をつなぐ〜」の記念講演がありました。国が進めるDXは農業分野においても幅広い活用が期待されます。大潟村でもスマート農業の取り組みを進めていますが、スマートビレッジへと進化して行ければと思います。
 その後、分科会へと進み各分野のテーマごとに先端的な研究事例を紹介しながら、分科会ごとに参加者がウエーブ上でワークショップを進める方式で、初めての体験でしたが楽しませて頂きました。
 私の参加した分科会のテーマは「食・農・バイオを通じた社会課題解決」で、興味深い研究ばかりでした。
 カイコ蛾を活用した臭いのセンサーの研究では、臭いの見える化を目指しているものであり、農業以外でも様々な分野での活用が期待されます。
 また、植物の異種間接ぎ木では、木にトマトを接ぎ木して、トマトのなる木を作ることも将来は可能になるとのことでした。農大の大根踊り「青山ほとり」の歌詞の2番「おまえたちゃ威張ったって知っちょるか お米の実る木は知りゃすまい 知らなきゃ教えてあげようか おいらの農場へついてこい」となっていますが、現実になりそうです。
 科学の進歩を感じたシンポジウムでした。先端分野を生かして知識集約型の農業・農村へとつなげ行ければと思います。