コンテンツ番号:799 更新日:2021年03月12日

令和二年度中学校卒業式の画像

 暖かい春の陽射しのなか大潟中学校の卒業式が行われました。
 全国から大潟村に冬鳥が集まり落ち穂を食べ、体力を養い北に向かって旅立ちました。
卒業生のみなさんも旅立ちの時が来ました。卒業おめでとうございます。
 コロナウイルスの影響で活動が制約されることも多かったと思います。それでも、この三年間多くのことを学び経験し、逞しく成長した卒業生の皆さんです。
 
 大潟村は、日本第二の湖であった八郎潟を干拓し1964年10月に誕生しました。そして、大規模農業や近代的な農村建設に大きな「夢」を抱いて、全国から入植者とその家族が入植して村づくりが始まりました。その後、多くの困難を「開拓者精神」で乗り越え、今の豊かな大潟村へと発展してきました。
 村が誕生した1964年10月は東京オリンピックが開催された年月でもあります。また、東京オリンピックの主要道路や施設設計をされた都市計画家の高山英華先生は、大潟村の集落設計もされ、今の住みよい農村となっております。
 このように、大潟村と東京オリンピックは繋がりがあり、村として今回のオリンピックに関わることで活動をしてきました。そうしたなか、デンマークナショナルボートチームの事前合宿の受け入れが決まり、ホストタウンとしてのデンマークとの中学生の交流が始まり、聖火リレーも6月に開催します。また、村の食材もオリンピック選手村で提供できる見込みであります。
 
 コロナウイルスの影響で世界中が大きく変わりました。そうしたなか農業(食糧生産)と農村(暮らし)が注目されています。今後の進路を考える際にはこうしたことも考慮し、村で農業をすることや役場の職員、学校の先生として活躍することも重要だと思います。
 いずれにしろ、これからの自分の進路は親や先生に相談しても最後は自分で決める。決めた以上、大きな困難があっても大潟村で育った者として「開拓者精神」を発揮し乗り越え、前に進んで下さい。
 最後に「道は無限にある」これは松下幸之助先生の言葉です。無限の可能性のある人生、卒業生一人一人の人生の道を「開拓者精神」で逞しく歩んでいくことを願い、お祝いの言葉といたします。

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