コンテンツ番号:687 更新日:2016年03月21日

自然エネルギーはコミュニティパワーの画像
講師のソーレンハーマーセンさん

 3月21日、干拓博物館で「村の自然エネルギー事業報告」と「自然エネルギー塾」が開催されました。
報告では、大潟太陽光発電所の経過について、昨年10月1日に売電を開始して以来、順調に稼働して、予定よりも約10%多く発電と売電をしているとのこと。
 村内企業と村民が関わる初のコミュニティパワー(ご当地電力)事業が順調に推移していることを喜びたいと思います。
 自然エネルギー塾では、環境政策研究所の飯田哲也所長より世界をリードする熱エネルギー利用と題して、主にデンマークのバイオマス熱エネルギー利用で麦わらや木質チップを活用した地域熱供給が進んでいる技術革新の状況、市民が関わる事業化などについての講演でありました。
 デンマークのサムソ島は、サムソエネルギー・アカデミーのソーレンハーマンセンから「地域課題の解決と地域エネルギーの活用」について講演して頂きました。
 産業革命は地方から若者を都会に連れて行った。グリーン革命(自然エネルギー革命)は都会から若者を地方に連れ戻す。との話から始まり、デンマークでも日本と同じ地方の課題があり、その課題解決にも役立っているとのことです。
 そして、地域住民主体の自然エネルギー開発は、新たなコミュニティづくりとなり、風力や太陽光、バイオマスの地域資源を活用したコミュニティパワーにより100%の電力自給を実現し、地域の経済と雇用に大きく貢献しています。
 サムソ島に続くよう、大潟村もその一歩を踏み出したことになります。