コンテンツ番号:694 更新日:2016年05月06日

ワールド・エコノ・ムーブの画像
スタート前の緊張感

 5月4日に2016ワールド・エコノ・ムーブの第22回大会が、大潟村のソーラースポーツラインで開催されました。
 本大会は、決められた容量の鉛電池(バッテリー)を使い2時間で走る距離を競う、電気自動車の大会です。水素の燃料電池部門もあり、最先端の技術を駆使した大会とも言えます。
 前日は、31度の記録的な暑さで、夜には風と雨で本戦が心配されましたが、雨も上がり無事にスタートできました。
 バッテリー容量は3Ah/10HR/12Vで、重量1.4kgの小型を4個使って走ります。高校、大学、一般と42台で競いました。結果は、鉛電池部門優勝がPROJECT MONOで新記録の92.4kmでした。燃料電池部門では秋田工業高校が36.873kmで優勝しました。ライト部門では横手青陵学院が優勝して、地元秋田の高校が大活躍でした。
 出走式で、協賛を頂いている古河バッテリーの熊谷さんは、「22回と言うことは、この大会を最初から関わっていて、子どもを大学まで終わらせて、一人前に育てた様なものである。」と感慨深く話されていました。
 22年の間にワールド・エコノ・ムーブやソーラー・カー・ラリーに関わった多くの学生が、技術者として活躍し、車をはじめとしたモノ作りを支えています。また、卒業後も一般参加やボランティアとして、大会に協力を頂いて、とても良い関係を築いてきたと思います。大会に関わった皆様、本当にありがとうございます。
 そして、中心となって大会を運営してきた、NPO法人クリーン・エナジー・アライアンスの谷さんが理事長を退任され、土井さんが新たに理事長に就任されました。谷さん、長い間、大会を支えて頂きありがとうございました。心から感謝申し上げます。そして、新理事長の土井さん、これからもよろしくお願いいたします。
 農業の村、大潟村ですが、先端技術を追求して良いモノ(農作物)を作る上では、農業も工業も同じです。大潟村が、人づくりに関わることができたことは光栄なことであり、今後も、村として共に大会を支えて参りますので、よろしくお願いいたします。

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