コンテンツ番号:703 更新日:2016年06月23日

デンマークよりバイオマス技術者が来村の画像
バイオマスプロジェクト会議

 6月23日デンマーク技術移転プログラムの一環で、デンマークよりポウル・オースターゴー(Poul Oestergaard=オールボー大学教授 。EUの熱政策をリードするデンマークの第4世代地域熱供給の理論的支柱。) 、ハンネ・オーバーゴー(Hanne Overgaard=FleksEnergi事務局長、第4世代地域熱供給の産官学民イノベーションクラスター)、イェンス・イェンセン(Jens Jensen=自然エネルギー100%アイランド・サムソ島の計画から実現までを牽引した非営利地域エネルギー計画会社プランエナジー代表)の3名とデンマーク大使館田中様、ISEP関係者の方々が大潟村を訪れ、村の籾殻を活用したバイオマス事業について意見交換をしました。
 事前に籾殻を燃焼したときの問題点(硅酸質が燃焼温度によって結晶化して問題を起こす)について伝えていたので、集中した議論ができて有意義でした。
 結論から言えば、燃焼温度を600度C以下にすれば結晶化しないことが、秋田県立大学の頼先生の実験でも明らかになっていました。また、その灰は硅酸質の肥料や土壌改良材として有望であるとのことです。
 そして、燃焼温度が500度C以下のバイオマスボイラーはデンマークで市販していて、問題ないとのことです。今後、籾殻をデンマークに送って、現地で燃焼試験をして頂くことの話も決まりました。
 バイオマス先進国の技術を活かして、事業化へ一歩ずつ進んでいきたいと思います。