金色の海の虹
今年の稲作は、7月の長雨、8月下旬からの高温、9月中旬の雨天など安定した天候には恵まれませんでしたが、幸いにも台風などの災害に遇うことも無く順調に生育し、収穫の秋を迎えております。また、収穫した稲も登熟が良く、充実した品質の良いお米となっております。
9月27日（日）に我が家の稲刈りが始まりました。秋晴れの良い天気で順調に稲刈りが進み、あと少しで予定していた田んぼ一枚（2.2ha）の収穫を終えようとしていた時、男鹿の方から雨雲が迫ってきて、とうとう雨が降り始め稲刈りを中断しなければなりませんでした。あと少しで終わっていたのにと思いながら、コンバインを農舎に納車していた頃には雨が止み、綺麗な虹が黄金の田んぼに架かりました。稲刈りを中断したことは残念でしたが、綺麗な虹を見られたことは幸いでした。
大潟村ではNHKの地域ドラマの撮影が終わったばかりで、そのタイトルは「金色の海」https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/435834.htmlです。稲刈りのシーンもあり、収穫の時期を迎えた田んぼが一面黄金色に輝いている様子を「金色の海」と表現したようです。東京で挫折した主人公が大潟村で村民とふれ合い、農業を通じて元気を取り戻すヒューマンなドラマ。来年1月にBSで放送予定ですので、ぜひ見て下さい。この虹も撮影できれば、きっと良い映像になっただろうと思いながら、スマホで写真を撮りました。
「金色の海の虹」は、都会と大潟村の架け橋に、消費者と農家の架け橋に、コロナ禍において希望の虹になることを願っています。
コラムを再開しましたので、ご高覧頂ければ幸いです。