コンテンツ番号:679 更新日:2016年01月28日

JA大潟村青年部創立40周年を祝しての画像

 JA大潟村青年部の創立40周年を心からお祝い申し上げます。
 JA青年部は、第5次入植が行われた翌年の昭和51年に会員22名でスタートしています。当時は減反政策のなかで、大潟村農家への追加配分5ヘクタールの取り扱いを巡り、青刈り問題など、国との協議が盛んに行われていた頃です。そうした難しい時代においても、当時の青年部は農協や行政に対し、意見や要望、提言を積極的にしていたそうです。
 現在、担い手不足やTPP、減反改正、農協改革と日本の農業情勢は大きな転換期を迎えています。そうしたなか、村では地方創生総合戦略の策定において、産業(農業)振興を第一に、合わせて農業特区の申請をして、今後の大潟村農業の振興を図るように進めています。
 日本の農業改革のなか、各地で新たな展開が現れてきました。兵庫県では、県内青年部員など若手農家26名で「(株)兵庫大地の会」を設立して、1,000haに及ぶ稲作経営を展開しているそうです。全国で100haを超える稲作経営は数多くありますが、1,000haの経営が現れたことは衝撃です。今、若い農業者らが今までの枠に捕らわれない、新たな発想とチャレンジで、日本農業は急速に進化しています。
 JA大潟村青年部員においても、今までの大潟村の枠に捕らわれず、県内青年部員や県外との連携を含め、培った人的なネットワークを活かして、大潟村から日本農業を変えるくらいのチャレンジが生まれて欲しいと願っています。更に、JA青年部が農協や行政に対し、積極的な要望や提言をして、村農業の活性化に寄与して頂きたいと思います。
 大きな変革の時代は、各自の農業経営や地域の農業を発展させるチャンスであると思っています。今後、益々のJA大潟村青年部の発展と会員の皆様の活躍を祈念して、お祝いのことばといたします。