コンテンツ番号:738 更新日:2016年12月12日

デンマーク大使館と大潟村の総合交流に関する覚え書き調印式の画像
フレディ・スヴェイネ大使(左)と。調印を終えて

 12月12日、大潟村役場で「駐日デンマーク王国大使館と大潟村の総合交流の促進に関する覚書」調印式を、フレディ・スヴェイネ特命全権大使にお越し頂き、行うことができました。
 大潟村では再生可能エネルギーに関する取り組みを2011年より協議会を設置して進め、アドバイザーに環境エネルギー政策研究所(ISEP)の飯田哲也代表に入っていただきました。そして、再生可能エネルギーの先進地であるデンマークの話も伺って、議論を深めてきた経緯があります。
 2014年にはデンマーク大使館とステイト・オブ・グリーンの協力を頂き、大潟村と全国ご当地エネルギー協会の合同調査団として、デンマーク各地を視察することができました。
 初めてデンマークを訪問し、地域の再生可能エネルギー事業に地域住民が深く関わる実態を見ることができ、正に、コミュニティーパワーであることを実感しました。また、農業との関連でも、麦ワラを活用したバイオマス熱利用や家畜のバイオマスガスプラントなど興味深い事業ばかりでした。国民合意の元、国の長期的な行動計画に基づく地域に根付いた再生可能エネルギー開発は見習うところが多くあります。
 そして、サムソ島ではサムソ・エネルギー・アカデミーのソーレン・ハーマンセンさんと再会でき、友情を深めることができました。
 2015年には、今後の村の事業開発に重点を絞った麦ワラボイラーと地域熱供給を中心に視察を行い、大潟村のバイオマス地域熱利用構想についても意見交換することができました。更に、村で進めているオリンピック合宿誘致として、デンマークのボート・ナショナルチームを訪問して、プレゼンテーションする機会も頂きました。
 これら視察を含め、デンマーク大使館とステイト・オブ・グリーンには大変お世話になりありがとうございました。特に、上席商務官田中様にはお世話になり、深く御礼申し上げます。
 この度は、こうした繋がりを更に深め、幅広い分野で相互に交流を進めようとするものであります。デンマークでは有機農業やオーガニック食品も進んでいますし、福祉分野や教育、スポーツなど交流を深めることができればと願っております。
 今後、デンマークと大潟村の相互の発展につながることを期待しております。