目指す姿
村は2022(令和4)年4月26日に「脱炭素先行地域」に選定されました。
2030年までに対象エリア内で使用される電気について100%自然エネルギー由来を達成させ、2050年には、電気以外の灯油、軽油、ガソリンなどのエネルギーにおいても自然エネルギー由来で100%達成の村を目指しています。
※対象エリア
総合中心地を脱炭素先行地域に指定しており、学校、体育館、公民館、役場、商店街、住宅、大学等が含まれます。
避難所にもなるホテルサンルーラル大潟等も含まれ、災害時の非常用電源確保も可能とする構想になっています。
主な取組
①バイオマスボイラーによる地域熱供給

バイオマスボイラーを設置し、熱水を熱導管にて村内公共施設へ供給します。各施設に設置する熱交換機を介し、石油系ボイラーに代えて給湯を行うことで、これまでボイラーに使われていたエネルギーを自然エネルギー利用に代え、脱炭素化を目指します。

バイオマスボイラーの燃料として使用されたもみ殻は、燻炭として排出され、活用することができます。燻炭を育苗用土など農業利用することによって、多くのメリットがあります。
【排出される燻炭の農業利用によるメリット】
・育苗箱が軽くなる
・山土の利用量を減らせる
・環境保全型農業直接支払交付金が活用できる(地域特認枠「炭の投入」5千円/10a)
・Jクレジット(再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量等を「クレジット」として国が認証する)制度を活用できる
②太陽光発電による電力の供給
公共施設や民間事業所等へ自家消費用の太陽光パネル・蓄電池を設置します。発電された電力は施設所有者が購入し、利用できるようになります。
また、住宅の屋根や敷地内に設置する太陽光発電設備に対しても補助を行っております。
実現に向けて
2022年7月、大潟村が掲げる「自然エネルギー100%の村づくり」の実現に向けて、地域エネルギー会社となる『株式会社オーリス』が設立されました。大潟村のカーボンニュートラルの達成に向けて、株式会社オーリスが主体となり、大潟村と協力のもと、もみ殻バイオマス熱供給事業・太陽光発電事業を実施していきます。
視察の申込について
生活環境課(☎0185-45-2115)までお申込みください。