2020年05月28日
「スマート農業」という言葉を耳にしたことがありますか?
スマート農業とは、ロボット技術や情報通信技術(ITC)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現する等を推進している新たな農業のことです。
(農林水産省 消費・安全局消費者行政・食育課消費者の部屋HPより一部抜粋)
現在大潟村(役場・産業建設課)でも、タマネギの圃場においてスマート農業の試験を行っています。
百聞は一見にしかず。
早速、現場へ取材に行かせて頂き、県立大学の小林由喜也名誉教授にお話を伺いました。
写真=圃場モニタリングシステム
圃場モニタリングシステムのカメラで1時間に一度、写真を撮影し、タマネギの生長を記録
しています。
その他にもセンサーで、地温、湿度、pH、気圧、土壌水分、地下水位など、実に様々なデータを測定しています。
作物の生育過程関する情報やデータを蓄積し、分析を行うことで、これまで感覚的に判断して行っていた作業を、データから判断できるようになります。
あくまで現在は試験段階ですが、こうしたデータが基になり、近い将来、
肥料の適量を知ることができたり、病気の前触れを察知することができるようになったり、
タマネギの最も適した収穫時期を知ることができるようになるかもしれません。
スマート農業が本格導入されれば、今の農業の形態は間違いなく変わってくるでしょう。
まさに農業の働き方改革といっていいでしょう。
(たけた)