2015年09月06日
9月1日(火)、『自然エネルギーは農村を豊かにできる!!』 と題した大潟村自然エネルギー勉強会が開かれました。
講師に 食と農の政策アナリスト 武本 俊彦 氏 をお迎えし、「自然エネルギーの今」をお話しいただきました。
「行き着くところはまちづくりです。省エネルギーは手間もヒマもかかりますが、環境に応じたエネルギーの生成が実は一番の近道なのです。」
と武本氏。
米の需要と供給、化石燃料、風車エネルギー、省エネ対策・・・等々の多岐にわたる講演内容に、農を生業とするここ大潟村に住む参加者のみなさん、深くうなづく場面が何度も見受けられました。
また勉強会中盤からは、村内の各団体代表の方々をパネリストにテーマ討議が行われました。
左から、
・ 信太 惇吉 さん 【(株)ベジタブルスタイル 代表取締役】
・ 木須 裕佳理 さん 【大潟村若妻会 代表】
・ 谷 惇 さん 【NPO法人クリーンエナジーアライアンス 理事長】
・ 小林 由喜也 さん 【(株)大潟共生自然エネルギー 常務取締役】
テーマ: 『大潟村の輝きを未来につなぐために。・・・日頃の活動を通じて思うこと』
「震災以降、みな危機意識・問題意識は持っている。それをどう提議していくべきか?」
「原発や化石燃料に頼らない、クリーンで安全・安心なエネルギーに一日も早く切り替わって欲しい」
「実際のところまだ自分の中で自然エネルギー事業がしっくり来ていない、周囲の理解を得られないことも・・・」
「次世代エネルギーの開発に大潟村も積極的に取り組むべき」
普段はなかなか顔を合わせる機会のないパネリストの方々。
日常の取り組みから見えて来たこと、思うことをみなさん率直に発言なさっていました。
先細りしていく有限の化石燃料、その脆さが露呈してしまった原発。それらに頼りつつ不安を抱えて怯えながら送る生活と、生きるモノほぼ全てに無害なエネルギーを作り出し分け合う生活。
未来を生きる子どもたちに、私たち大人が託したいのはどちらでしょう?
(P-Mas)