シリーズ《この人に会いたい!》第9回

 

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陸の孤島と揶揄されるここ大潟村。

生粋の秋田生まれ秋田育ちの人もいれば、全国各地から引っ越してきた人たち、そして海外生まれ海外育ちの方も多く暮らしています。

大潟村専属のALT(Assistant Language Teacher:外国語指導助手)ローランド・ウィルさんもそのひとり。

アメリカ・ウィスコンシン州出身のローランドさんは、大潟中学校の生徒たちにネイティブスピーカーならではの英語指導を主に担当、在日生活は今年で6年目を迎えました。

 

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(大潟中の文化祭で生徒からインタビューされるローランドさん)

本来ALTの任期は最長5年、ところが今年は新型コロナウィルスの影響で世界的に出国・帰国のできない状況であることを踏まえ、ローランドさんの大潟村滞在延長が決定。

コロナは困る、しかしローランドさんが一日でも長く大潟村に滞在してくれることには、たくさんの村民から喜びの声があがっています。

 

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(駅伝大会の快走は注目の的)

学校生活にとどまらず、村内の様々なイベントにも積極的に参加するローランドさん。

幅広い世代から声を掛けられ、フレンドリーな笑顔で交流する姿にその人気ぶりがうかがえます。

 

 

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(参加者たちからも大人気の「ローランド先生」)

大潟村には長年続く英会話クラスがあります。歴代のALTがボランティアで開いてくれるこのクラス、もちろん現ALTのローランドさんも先生として楽しい時間を提供してくれています。

テーマを決めてそれについてのディスカッション、また季節ごとの話題など、日本を英語で語ることで日本の良さを再確認することにもつながり、癒やしのひととき…。

(実はブログ担当も英会話のメンバーですが、仕事柄不定期な取材が多いので英会話クラスへの出席率はおそらくワースト。しかしいつ会ってもウェルカム!な笑顔で迎えてくれるローランド先生。ありがたい限りです!!)

 

 

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●大潟村に暮らしてみて6年目。どんな印象をお持ちですか?

僕自身、実家の近くにコーン畑があったり自然が多い場所で育ったことから、そういう意味では大潟村に赴任した際もとまどうことなくこの自然豊かな環境になじめたように思います。

それに、お祭りをはじめとした日本特有の他者との距離の縮め方もとても好きです。いろんな年代の人たちとふれあえる時間はとても貴重な経験になっているので気に入っています。

 

 

●大潟村の子どもたちについて聞かせてください。

まずなにより、優しい子が本当に多いということです!相手を思いやる心がしっかり育っているんだなぁと感心させられます。また決して引っ込み思案などでもなく、ひとりひとりが好奇心や向上心を常に持っている。大中祭(大潟中学校文化祭)での団結力の髙さには毎年驚かされます。

 

 

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国際交流員アントンさん とは親友。YouTube動画の打ち合わせに余念のない二人)

 

●今年は世界中で行動の自粛を求められていますが、この自粛期間の過ごし方は?

週末はアメリカの家族や親戚と毎週のようにリモート会話をしています。自粛生活以前はそこまで頻繁に連絡を取っていなかったのですが、いまでは両親や兄弟だけでなくいとこの近況まで知っているくらい会話の頻度が高いかも…。

これはこれで新しいコミュニケーションのかたちですね。

 

 

●ローランドさんにとっての「英会話クラス」とは?

僕にとっても学びの場。メンバーのみなさんと交流をしながら、これからも自分自身も成長していきたいです。

支えてくれるクラスのみなさんにはいつも感謝です!

【大潟村英会話クラス】火曜:19:00~20:30 ・ 水曜:13:30~15:00

問合せ先☎45-2611(大潟村公民館)

 

 

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今回のインタビューは全て日本語。

ブログ担当のどんな質問に対しても、ひとつひとつ自分の言葉で丁寧にまっすぐこちらを見て答えてくれたローランドさん。

彼が多くの村民から愛される理由がわかった気がします。

 

 

※写真の提供にご協力くださった方々、ありがとうございました。

(P-Mas)