一緒に過ごした時間をわすれません♫

今年9月末、たくさんの村民に見送られながら大潟村を出発した二人の友人がいます。

ひとりは大潟村で6年間ALT(Assistant Language Teacher)を勤めたローランド・ウィルさん(アメリカ出身)、もうひとりが3年間の国際交流員活動に励んだアントン・ボ・キュルブさん(デンマーク出身)です。

偶然にも同学年の彼らは、気さくに村民に声を掛けたり行事に率先して参加したりと、赴任当初から村民の人気者に…。

 

生徒の気持ちに寄り添うことを常に意識し、丁寧にひとりひとりと向き合う授業スタイルは生徒たち・保護者たちからも大好評。

大潟中文化祭での一コマ。生徒の目を見てインタビューに応えるローランドさん。

村民駅伝大会では圧巻のRUNで魅せてくれました。

 

ローランドさんの自然体の優しさと他者を思いやる人柄は、児童・生徒たちにとって良き先生であると同時にお手本にしたい兄のような存在でした(^^)

 

東京オリンピック2020開催にあたり、大潟村がデンマークボートチームの事前キャンプ地となったことから大潟村での国際交流員活動を開始したアントンさん。

我々日本人がまだ知らないデンマーク文化について、様々な角度から紹介をしてくれました。

 

大潟中学校の生徒たちを引率したデンマーク研修の様子(2019年夏)

渡航日直前まで、デンマーク文化や英会話などの熱心な指導をしてくれたアントンさんのレッスンは、生徒たちにとって「初めて知ることがいっぱいあって、全てが新鮮な機会」だったようです。その教えが現地で役立ったのは言うまでもありませんね(^^)

 

 

デンマーク語の「居心地が良い空間」「楽しい時間」を指す『ヒュッゲ』 (HYGGE)という言葉も、アントンさんのおかげで大潟村の中で少しずつ馴染んでいきました。

 

 

アントンさんが国際交流員として舵を取り、ローランドさんが友情出演・編集までを行ったYouTube動画は大きな人気を呼び、なかでもこのデンマークボートチーム応援ソングは、大潟村のちびっ子からお年寄りまで、たくさんの人が口ずさむほどに浸透♫

 

週に一度の英会話同好会のレッスンも、ローランドさんが担任、アントンさんが副担任といった役割で毎回クラスを楽しませてくれました。

先生たちとフランクに英語で語り合う午後のひとときは、参加者さんたちの「癒やしの時間」だったようです。

 

大潟村出発の数日前、ローランドさんとアントンさんに挨拶に来た高校生たち。

全員がローランドさんの教え子であり、このうちの二人はアントンさんとデンマーク研修へも参加しました。

どんなときも笑顔で対応してくれる二人が大潟村からいなくなることをものすごく淋しがっていた高校生たちでしたが、自分の夢ややりたいことにチャレンジすることの大切さを身をもっておしえてくれたローランドさん、アントンさんに「Thank you so much! 本当に今までありがとうございました!!」と挨拶する姿には、敬愛の気持ちがあふれていました。

 

たくさんの思い出をありがとう!!

愛すべき二人に幸あれ!!

 

Roland, Anton,

Thank you for all you have done for us.

We will never forget you.

You are our wonderful friends!

We wish the you all the best!!

 

(P-Mas)