2024年06月21日
令和6年6月17日 大潟村干拓博物館において
『渡辺昭雄氏のネガ贈呈式および関係者懇談会』が行われました。
三種町の松庵寺住職・故渡辺昭雄氏が1970年代に撮影した、八郎潟のガン等の鳥類が記録されているネガフィルムが、博物館に寄贈されました。
ネガフィルムを見たことがない、という人もいるのではないでしょうか。
現在、写真はデジカメやスマホで撮る人がほとんどだと思いますが、当時は「ネガ」と呼ばれるフィルムを使うことが一般的でした!
司会を務めたのは、
日本雁を保護する会会長・大潟村応援大使、呉地正行さんです。
呉地さんは、長年に渡り湿地の保全や持続可能な利用に貢献した個人や団体に贈られる、「ラムサール賞」ワイズユース(湿地の賢明な利用)部門において、日本人で初めて受賞されました。
呉地さんが、2020年11月26日に松庵寺を訪れ、現住職の渡辺紫山氏(以下写真、左から2番目)に会い、当時の話を伺ったそうです。
そしてネガフィルムは、2023年11月27日、現住職の渡辺紫山氏より日本雁を保護する会への寄贈を経て、今回正式に博物館へ寄贈することとなりました。
講話の中で驚いたのは、
松庵寺住職・故渡辺昭雄氏が撮影に使用したのが、
千ミリ望遠レンズ・・!!
カメラに詳しくはない私ですが、会場のざわめきにその珍しさがわかります。
「情報はいつも発信することが大事。それが新しい道が開けるきっかけになる。
おもしろいって凄く大事。」と話す呉地さん。
他の出席者からも、「これからも意志を繋いで活動していきたい。」
「交流を広げて地域の人にもっと関心を持ってもらえるようにしたい。」と、
一人ひとりの、たくさんの熱い想いが飛びかっていました。
贈呈の様子
今後、干拓博物館で一般公開も予定しているそうですが、詳細は未定です。
これまでの歴史、想いがずっと繋がれていくよう、
ブログ担当も一丸となって村についての情報を今後もどんどん発信していきたいと思います!
(H・K)