菜の花畑は一日にして成らず

菜の花が華麗に咲き誇っていたのが5月。

先日刈り取られた菜の花畑(※1)は、来年の春を静かに待つ・・・わけではないようです!

 

なんと既に、来年に向けての作業が始まっていましたw(゜□゜;)w セイセイ

 

7月3日(木)、たまたま特別養護老人ホームひだまり苑の前を通ると、

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なにやらトラクターが力走しているではありませんか!

 

「今度は何を植えるんですか?菜の花が終わったばかりだというのに、大変ですね!」

 

駆け寄って聞いてみたところ、村から管理を委託されている耕心会の方が教えてくれました。

 

「ネマコロリだよ。」

 

ネマ・・・?ネマなに?

きっとナマりが強くて聞き取れなかったのかな。

そう思った次の瞬間、軽トラックの荷台にあったものは・・・

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そのまんまでした。

 

観念してお話を伺ってみると、

ネマコロリは豆科の植物で、菜の花の連作障害(※2)を防ぐために植えるとのこと。

ネマコロリも黄色い花が咲くそうなんですが、咲くか咲かないかの頃にはすき込んでしまう(ザクザク切り刻んで土と混ぜ込む)ので、花が見られた人はラッキーですね。

そして9月にはもう、来年の菜の花の種(=菜種)を植えてしまうんだそうです。

 

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↑これはネマコロリの種

 

 

ちなみに、この種をちょっとだけもらってきて、

役場の掲揚塔の横に植えました。順調に育ったらまたご紹介しますね(^_^)v

(tatsu-knee)

 

※1.菜の花の刈り取りの様子はきっと画になるであろうと思って、その取材だけで1本の記事を立てようと思っていたところ・・・

かくかくしかじかですれ違い(*_*) 耕心会さんに写真だけ頂きました。

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↑でっかいコンバインで刈り取ります。稲の刈り取りと同じで、コンバインの中で脱穀され、菜種だけがタンクに貯まっていくそうです。

 

※2.連作障害・・・畑で同じ植物を何年も作り続けた結果、土中のミネラル等のバランスが崩れて、植物が育たなくなること。なお、水田では、「水のチカラ」のおかげでそれが起きないそうです。