シリーズ《この人に会いたい!》第2回

威勢の良い和太鼓が響く10月23日(火)の大潟村体育館。

秋田県初の創作和太鼓団体として39年の歴史を持つ八郎太鼓 龍勢会通称:龍勢会)の稽古場へお邪魔しました。

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若い演奏者の前で熱心に指導をするこちらの男性が、今回のゲスト 龍勢会会長 谷口 拓也(たくや)さん。

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 ●さっそくですが、龍勢会に入ったきっかけをお聞かせください。

10年ほど前、大潟村芸術文化協会30周年記念のミュージカルに参加した際、龍勢会のみなさんが力強く太鼓を叩く姿を見て興味を持ちました。気付いたらいつの間にか太鼓を観る側から叩く側になっていたという感じですかね(笑)。 もう一つの理由としては、自分が子どもの頃から父親が龍勢会で太鼓を叩いていたこともあって、太鼓を身近なものに感じていたせいもあるかも知れません。

 

●やっていて良かったと思うところは?

活動のメインは毎年行われる大潟村の神社奉納祭での演奏ですね。大潟村は干拓によって作られた村ですから、龍勢会のそもそもの発足理由も「伝統芸能を作ろう」という部分から始まったと聞いています。多くの村民のみなさんの前で演奏するのは大きなやり甲斐ですし、毎年参加させていただけるのは本当にありがたいです。

 

●華やかな演奏を続ける裏には大変なご苦労もあることでしょう。

挙げるとすれば、運搬の苦労でしょうか。専用の運搬車を持っていないため仲間のひとりの車を太鼓運搬の専用車にして、みんなで工夫しながら大きな太鼓を積み込みます。

 

●太鼓をやってみたい方へ向けてひとことお願いします!

誰でも気軽に、年齢に関係なく始められます。大潟小のクラブ活動に太鼓クラブがあったり、スポーレおおがたの太鼓を取り入れた講座には若いお母さんやシニアの方々など広い世代の方々が参加しています。まずは挑戦してみてください、楽しいですよ!!

 

 

いまも第一線でバチを振るう谷口会長。「10年後は演奏する若者を見守る側に居たいなぁ」とポロリと本音を聞かせてくれました。

11月1日(木)に開かれる大潟小中学校創立50周年記念式典では、龍勢会と大潟小太鼓クラブとのコラボ演奏もあるそうです。

大切にしたい大潟村の伝統芸能ですね。

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(P-Mas)