2025年03月11日
こんにちは!☀
地域おこし協力隊の若狭晴香です。
2月25日(火)学校給食に携わる方々(栄養士、給食委託業者、教育委員会、生産者など)を対象にワークショップを行いました。
先日こちらのブログで紹介していただきましたがとても良い意見が交わされたので今回は私からもう少し詳しくご紹介したいと思います!
農業アドバイザーの松橋秀男氏の進行のもと小グループに分かれ「オーガニック給食を導入することによって期待する効果」を4つのカテゴリーに分けて意見を出し合いました。
メンバーを入れ替えるなどして他のグループや他者の考えを参考にしながら思考を展開させて行くワークでした。
それぞれのテーマについて参加者の皆様が出した考えをいくつかご紹介していきます。
【オーガニック給食を通じて期待する効果】
1.農業生産面
・生産意欲が向上することにより生産拡大、収入、収量アップ、技術や品質の向上
・有機農業参入のきっかけになる
・地産地消の意識が高まる
・農薬散布がなくなる事で環境に良い
・技術支援が充実する
2.マーケティング面
・大潟村のブランディング、産地アピールにつながる
・村の取り組みが周知される
・差別化できる
・価格設定が適正になる
・大潟村の知名度があがる
・安定した販路のアピール
・農作物以外の事が学べる農業体験
・移住希望者が増える可能性がある
・安心安全をアピール
・オーガニックに取り組む他の地域へ情報発信
3.環境面
・環境への負荷を低減する
・八郎湖の水質改善につながる可能性がある
・子ども達への学びの場が与えられる
・土壌汚染の改善
・健康被害が減る
・持続可能性の向上
・地産地消との親和性が高い為脱炭素につながる
・農家の理解、醸成が進み生態系維持の取り組みへつながる
・食べ残しが減り生ごみ処理問題等SDGSへの貢献にもつながる
4.地域住民の意識
・オーガニックや有機農業について知るきっかけになる
・子どもの未来を考えるようになり、地域全体で子育てを応援(学校に通ってるお子さんがいなくても)
・有機農産物のニーズが高まる
・未来の生産者、消費者を育てる
・食の安全の意識が高まる
・子ども達に有機食材を提供しているという誇り
・普段の生活の中でオーガニックについての話題が増える
・子どもたちの食の安全を村全体で推進しようとする気持ちにつながる
・環境保全の意識の向上
・食材提供を通して農家さんが子供たちに関わる事ができる=地域で子育て
・栽培方法や生態系の多様性
更にそれを踏まえて子ども達にどのような気付きを期待するか発表し合いました
このワークショップの目的は、誰の意見が正しいかを決定することではなく、異なるバックグランドを持つ参加者の皆様から多様な視点の考えを交わすことでした。地域社会の発展に寄与するための意見を出し合うことができ大変有意義な時間となりました。参加していただいた方や開催に協力してくださった方々にこの場を借りて、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。