2023年02月14日
【写経】(しゃきょう)というと、皆さまどんなイメージをお持ちでしょうか??
私のイメージは、
・漢字が難しそう
・筆で書くのが大変そう
・ちょっと敷居が高そう
・でも、なんだかかっこいい感じがして、ちょっと興味ある
こんな感じでした。
そんな私に、絶好の機会がやってきました!その名もズバリ、
【”手ぶらで”写経会】です\(^^)/!
講師は、日蓮宗 久遠山 法華寺(にちれんしゅう くおんざん ほっけじ)
副住職 齋藤 宣裕(せんゆう)氏。
この【手ぶらで写経会】は、平成29年4月から開始されました。
難しくない写経でお経に親しんでもらい、もっと気軽にお寺へ足を運んで貰えたら、との思いから始められたそうです。
本来は使う硯(すずり)、墨、筆、覆面瓠(ふくめんこ:手作りの和紙のマスク。教に息がかからないようにするため。今はこれがなくとも、時代のせいで皆マスクをしています。)も今回は使用せず、筆ペンでのなぞり書きの写経となります。
はじめに、写経の歴史や、お釈迦様について、仏教について等のお話を聞かせて頂きました。
次に、塗香(ずこう:香木を粉にしたもの)をお清め代わりに手に塗りつけ、いよいよ【写経】開始です!
本日の写経は、『妙法蓮華経』(みょうほうれんげきょう)の中から抜粋された、4種類の中から選びます。
それぞれどんな意味を持つのか、説明書きも用意されていました。
本日が初の【写経】。習字も学校の授業以外触れてこず、筆ペンも、冠婚葬祭の封筒に記載する以外使うことのない私。
内容云々よりも、一番文章が短いモノを選びました!
時間内に仕上げることが、今回の目標です!!
こちらのお手本をひたすらなぞり書きします。
私の想像では、書いている間は”無”になって、なんだかかっこいい体験が出来るような気がしていました。
ですが実際は、
「え、この漢字なんて読むんだ?」
「身長と机の高さが合ってないのか左肩が痛いなぁ」
「え、今何時?ペース上げないとヤバい??」
などなど雑念にまみれておりました・・・。
ですが、最後の方はちょっとだけ”無”になれていたような気がしました(^^)!
「はい終了です!」
結果は、
無念・・・。時間内に間に合わずでした。。。
閉講後、ちょっとだけその場に残り、最後まで仕上げました。
完成した写経は、自宅に持ち帰り仏壇にお供えするか、お寺に奉納するか選びます。
また、完成出来なかった場合は、自宅で完成させるか、お寺に預かって頂き後日お寺で完成させてもOKです。
この度は、とても貴重な体験が出来ました。
筆でなぞり書きする事も、副住職のお話を聞くことも、率直にとても楽しかったです(^^)
副住職は、とても物腰が柔らかく腰の低い、穏やかな雰囲気の方で、緊張気味だった私の心はすぐにほぐれていきました。
そんな副住職のおかげか、私の中でのお寺に対するイメージが、
『普段は行くことの無い場所』から、『気軽に行っても良い場所』に変わりました。
今回の【手ぶらで写経会】の他にも、気軽に体験出来るイベントがありますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか(^^)
日蓮宗 久遠山 法華寺(にちれんしゅう くおんざん ほっけじ)
のホームページはコチラをチェック!
(K・M)