2022年09月09日
JICA(ジャイカ)という単語を聞いて、すぐにピントくる方も、そうではない方もいらっしゃると思います。(私は後者でした)
独立行政法人国際協力機構(JICA/ジャイカ)は、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っています。(詳しくは、リンクからサイトをご覧になってみて下さい。)
今回は、JICA(ジャイカ)の取り組みの一つである、「農業・農村開発」の研修として、中央アフリカやチャド、チュニジア等から9人の研修員生の方が来日されました。それぞれの国の農林水産省などに勤務される、役人の方たちです。
8/22~9/15の日程で来日され、大潟村には9/5~9/7まで滞在し、村内の食品加工企業や水稲有機栽培水田、農協や役場などで研修を行いました。
今回は、研修先の一つ、『大潟村干拓博物館』での様子を見学させて頂きました。
農業アドバイザーの松橋さんが、博物館の展示物をもとに、村の地理や歴史等をわかりやすく解説し、隣の通訳の方がフランス語に訳します。
博物館は以前一人で来館したことがあったのですが、知識のある方の解説を聞きながらの見学はとてもわかりやすいですね。私も改めて、大変勉強になりました。
皆さん熱心に聞き入っておられました。様々な展示物を前に、写真を撮る手が止まりません。
中でも、“かめになっている”(トラクターがはまってしまって抜け出せなくなること)オブジェは興味深そうにご覧になっていました。
みなさん、たぬきを見るのは初めてだったようで、アニメなどのキャラクターではない、本物のたぬきは初めて見た、と興味津々の様子でした。
最後に研修生の方が、「説明がとてもわかりやすかったです。私たちも情熱を持って農業振興に励んでいこうと思いました」とおっしゃっていました。
ちなみにこの日は、ここに来る前に五城目朝市や、八郎潟で田んぼアートを見学してきたそうです。
朝市のお母さんたちから、たくさんのお土産を持たせてもらったそうですよ(^^)
この後は『産直センター潟の店』で昼食を摂り、午後からはまた別の研修先へ向かわれました。
今回はこのような国際交流の場を見学できて、とても貴重な体験になりました。
(K・M)